という事で毎年ゴールデンウィークになるとツーリングしている訳ですが
今回のGWは最長の11日という事で念願の九州へ。
なかなか行くことができない場所なので折角ならキャンプではなく宿泊をして街も楽しもうと思い今回はキャンプ少な目。
かといって全行程を宿泊もなかなかお値段的に大変なのでキャンプの用意もセッティング。
ルート計画中にTwitterで仲良くなった同種のバイクを載っている人と山口県まで同行することになり
26日午後五時に東名高速のコンビニで合流
装備もそれぞれ。
通称VROD VRSCDXの初期型(黒)最終型(白)
取り敢えずタンク容量も一緒なので補給タイミングも一緒。これは楽だなー
同行者はインカムを持っていない人だったので100キロ置きに給油休憩を取りましょうというルール決めをして東京を出発。
東京から足柄SA休憩を取り、なかなか順調な滑り出しのままにこやかに出発したもののぽつぽつ雨が降り始めるも
夜の寒さをしのぐために両者合羽を着ていたため安堵していたのもつかの間 アスファルトが見えなくなるくらいの雨になり始め
とにかく寒い!そしてつるっとコケるんじゃないかという不安が凄く
これはもう一旦休憩を取ろうという事で浜松SAに到着。
ちょっと見てくださいよ奥さんこの雨!すごいでしょぅ~?
とほんともう心折れそうでした。
雨が避けられる橋の下にバイクを停めたものの既に雨は浸食していてビショビショになってしまいエンジニアブーツはもうただの水槽。防水してきたのに全く効かなかったんじゃないかと。
2時間様子を見るつもりでSAに居たのだけども疲れもピークで自分はコーヒーでお腹がガバガバ。もう何も飲みたくない。 ただ体を温めないと風邪をひくんじゃないかレベルでまだ序盤でそれはない!とおもい
ちょっと仮眠をとるためにSA内のコインランドリーの待機場所で2時間ごろ寝を決め込んで起きた時には晴れてるかな?と思ったけどもやっぱり雨。
とは言え九州まで3分の1の場所でこれ以上時間を費やす訳にもいかず意を決して出発して恐怖の伊勢湾岸道に差し掛かる。
前回の奈良ツーリングの時に通った時も横風にやられて一車線風にずらされたりリアタイヤをガッと押されてこけそうになったりしたトラウマがあったので
やばかったら高速だけど60キロで走りましょうねと言い緊張しながら通り抜ける。
本当に伊勢湾岸道は怖い。できれば乗りたくない。
やっぱりリアタイヤをブリっと何回か押されヘルメットの中で「ヒェー」とつぶやく。
ほんとに言うんだねヒェーって。
深夜の高速なのでするするッと名古屋を通り過ぎて神戸あたりの三木SAに到着。
寒さと眠さと緊張をほぐしたいと思って出来ればシャワーでもいいから浴びたいねという話で岡山あたりまで行けば瀬戸SAにお風呂があるアイコンもあり頑張ることに。
徐々に天気も回復してきて夜明けを走る。
ただもう疲れもピークで走りながら五回ほど瞼が重くなりワープしてしまう、これは本当に危なかった。道がまっすぐだったことが救いでフラフラしながら瀬戸PAに到着
さあお風呂だ!ここで体力戻して頑張るぞー!と思ったらなんと風呂は上りのSAだけでした。
という事でもう限界 HPはもう0よ!
先ほどのコインランドリーのようにツーリングバッグから寝袋をスッと出しSAの端にある東屋で仮眠。 天気は良いけど寒い。。
一時間程仮眠をして出発、もう行程の三分の二まで来たのでゆっくり行きましょうという話をするもそこそこいいスピードで駆け抜けて行く
ほんとに夜の雨のことなど関係なかったように太陽が昇り晴れやかな天気になり福山SAで休憩。
ここまでくるとライダーの人たちも東京関西ナンバー入り混じるも話を聞くとみんな九州。
皆楽しそう。
これから同じ方向に向かうんだなーと思うとちょっと楽しかった。
そして晴天の中次の休憩地点宮島へ
宮島PAは鳥居があって宮島が見える展望台的な部分があって風も気持ちよく
ああここまで来たんだなーと思ったんだけども正直26日は出発までお互い仕事をしていて仮眠合計3時間。
これはもう誤魔化せない位の疲れ。
多分自分もこのまま走ると事故るんじゃないかという気持ちが出てきたので
同行者とお互いここで解散、彼も予定変更をして山口に行く前に宮島を見てから山口入りするとの事。
自分は下関から回って大分に入る予定だったのを山口県の徳山から出てるフェリーで行くことに変更。
PAでお別れをして眠気を散らすために大声で歌いながら久しぶりの下道。
すんごいほっとする。
やっぱり自分は下道が好き!
山口県の下道は初めてなのできょろきょろ見ながら40分走って
フェリーの事務所へ
事務所でお金を払って誘導のおじいちゃんに
「にーちゃんちょうど良かったなー!さっきのフェリーはライダーさん半分乗れないで陸路でいったよ!」と
前のフェリーって何時出発だったんです?と聞くと4時間前だと。
よかった、、もっと頻繁に出てるものだとタカをくくっていたので何も確認せずに来てたからホントに奇跡。
フェリーがつくまでトイレに行ったり休憩したりしてるときに黒くて長い兵器的なものが
回天らしい。あんまりよく知らないけど人間が入って誘導する魚雷。いわば特攻兵器。
悲しい歴史の産物だけども実物をこうやって見れるのは感慨深い。
フェリーが到着したのでバイクを載せてここから2時間。雑魚寝床でずっと横になりながら大分に到着。
日が暮れてきて、予定より大幅に時間がずれてしまったのでホテルに遅れる旨を連絡して埠頭から目指すはホテル。
グーグル先生のお導きのまま走ると何やら不思議な模様の海
えー!ナニコレすごい素敵!もうちょっと早ければサンセットで見れたんだけどコレはコレで良い感じだなと思ってパシャリ。
ただ撮った後、これもしかして引き潮なんじゃね?と思ったんだけど
夜に引き潮は無いし、帰ってきてから有名な真玉海岸だったという事を知って2度楽しむ。
そこから25分はしりようやく1日目の宿ビジネスホテルAZへ
なんだかラブホみたいな。。
取り敢えず玄関前にバイクを置かせてもらい、キャンプセットはそのままでチェックイン
部屋はちゃんとしたビジネスホテル。
Wi-Fiもあるとの事でカウンターで接続方法を聞くも「うちはADSLなんでユーザーが増えると使えない場合があります。」
とのこと。
今時ADSLなの!?
と思ったけどもこういうインフラは地方によってまちまちだからあり得る話なんだなーと納得して夕食を探しに街に繰り出す。
基本的にツーリング中の宿泊は地元を味わいたいので素泊まり。
良い感じの飲み屋があれば入りたい系の気持ちがあるわけで今回1日目ここにしたものレトロな街並みを保存しつつ生活してるってどんな感じなんだろうと思い散策
昭和をガンガン売り出してる。
半オープンなカフェもあって商店街のスピーカーからはレトロな雰囲気の音楽が流れてた。
隣のバーのネオンが反射してちょっとエロい感じになっちゃってる鳥居
この食堂はTVで取材されてるのをよく見てたので入りたかった。
食堂のメニュー。とにかく安い。味はどんな感じだったのかなーちゃんぽん食べてみたかった。
ふらっとして気づいた事は商店街は景観を守るためにコンビニすらない。
飲み屋スナックはあるけど地元感丸出しでどうも一見様には敷居の高そうなお店ばかりでした。
ホテルに着くまでにあったスーパーまで2キロくらい。
疲れた足を引きずってお酒と見たことのない食べ物を買い込む。
スーパーで見つけたクジラの握り。クジラ昔に食べたことあるけどこうやって売ってるってことは大分の人からしたら普通の食材なんだろうか。
味は脂肪分のない牛肉?ってかんじ。
スーパー店頭の露店で安売りしてたお好み焼きも買う。ああいう場所の露店って結構買っていく人多いんだね。
ホテルに戻りお風呂に入って一人宴会をして1日目は終了。
さすがの疲れでぐっすり寝ました。