善意的自慰行為

全国に緊急事態宣言が出ましたね
テレワークは周りの皆さんに浸透してきたようで、会社に行くのが逆に面倒になってきましたと言う声がちらほら。

横やりが無いので効率的に作業をこなせる環境を理解したのかもしれない。
親会社がテレワークに対してのシステムを構築してるらしいので今後テレワークが定着するんじゃないかというお話もあり
コロナによって労働システムが強制転換させられた感じが凄いするわけです。

こういう局面において何言ってんだ!
って思うかもしれませんが
正直こういう時じゃないと絶対変わらなかった部分でもあるわけで。

とにかくそんなテレワーク、自粛生活のお陰で着々とストレスがたまるわけですが
そんな時に気晴らしに見るSNSやラジオ

凄く疑問が湧く行為が目に付いて

「clap9pm」 

と言うハッシュタグで毎日21時に医療関係者に敬意を示すプロジェクトらしい。

周りもこれに賛同して毎日拍手してる動画をアップしているのだけども
自分には前回の大震災の時必要な物資を送らないで自分達が一生懸命作った千羽鶴を現地に送りつける人達と同じに見えて仕方がない。
もしくは24時間テレビのチャリティーマラソン

またラジオでいわき市の市役所が定時に拍手をしている事をインタビューしたらしく
「医療関係者は拍手に気付く事は無いだろうけど、この行動を広めていきたい」との事。

気づかないのにそれやってどうすんの?美談なの?
どっちにしてもいきなり拍手って怖くないですか?

SNSや友達に関係者がいなければわかるけど、市役所の方であれば商店街やなんやらのスピーカーで放送したりできると思う。
遠くから頑張って!の一言位かけられる気がする。

「敬意を表する行為だけがしたい。」

訳で伝える努力はそこにはない。

ハッシュタグでそのプロジェクトに賛同している自分を見せたいだけに思えて見ててとても歯がゆい。

しかも拍手が賛美、敬意という意味合いは日本の拍手には定着していない気がする。
フランスとかスペインのロックダウン下のヨーロッパで始まったモノだからどうも具合が合わない。

なので自分は細やかだけど周りの医療関係の友達に自分の言葉で敬意とコロナ明けたら飲もうというざっくりした頑張れエールを送ったわけです。
力になりたいなら辛い時にもうちょっとだから頑張ってね!って言われる方が嬉しいし。やる気でるだろうし。と勝手に考えて。

プロジェクト自体別に否定はしないし、やりたい人はやればいいけど

自分が感染するかもしれない密の状態の場所に日勤、夜勤で行って、ヘロヘロになりながら帰ってきて声もかけられず泥のように眠る毎日の人たちの役に立っているとは自分には思えず。

こういう時になると色んな人の本質を垣間見る機会が多いような気がして
何が良いかは分からないけどモヤッとしている話でした。

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