Address 大分佐伯拠点さんかくワサビ 6泊7日+宮崎フォーシーズンホテル2泊3日 2021.3.20-3.28

トンビの鳴く街 佐伯

まだまだバイクの調子も悪く、色々ごまかしながら旅してるのが最終的に体に出てダウン。
大分に入ってまだ気づかなかったのだけどよく見たらがっしりした体形の人が多く、空気感も違う。
なにより鳥の鳴き声はカラスでも鳩でもなくトンビだったのが印象的だった。

佐伯の拠点 さんかくワサビ

清風荘さんで一泊したあとブレーキの調子が悪く教えてもらったバイク屋さんで修理、そこから5分行ったところに佐伯の拠点があり「さんかくワサビ」という食堂兼ゲストハウス。
どうやら地元でも有名でオーナーさんがクラウドファンディングを使って建てたらしく、場所も飲食街の中なので飲み明かして帰れない人が良く使うとの事。
着くと戸惑うくらいの繁華街、ただ昼間だからか人通りも少なく家守さんに連絡すると丁度拠点内に居たようでバイクは路上においていいらしい。

中はキレイな食堂とゲストハウス。女性の建築家さんが手掛けたらしく女性らしい優しい雰囲気と気遣いのある間取りと飾り。
ドミトリーも心地よく平日昼間は食堂がやっていないのでそこで作業をすることに。

仕事場はここ

自分以外には長期滞在の方がいると話を聞いて夜その人と顔合わせ、どうやら佐伯の舞台の監督さんをやっているという事で沖縄から出てきてるみたい。
1週間のうちずっと夜お話したりでとても面白かった。

平日5時ごろになると家守さんがいそいそと食事を作り高校生が登場。どうやら県外から剣道を習いに佐伯の高校に来るために数人で一軒家をシェアしているらしく夕飯はさんかくワサビさんで
面白い仕組みだなあ。。

食堂は大体土日で出張してお店を開きその売り上げのパーセンテージをもらう形で運営。
平日はレンタルスペースとしても貸し出してるとの事。

地方でこの形はニーズがあると思うけど、認知と定着はとても難しいことだと思う。
そこはやはり家守さんの人柄や手腕によるところだろうな。
家守さんも愛嬌のある方で芯がしっかりしてそうな人で地元の人が気軽に遊びに来ているので一つのコミュニティがちゃんと形成されている感じ

東京から出てきてここまでするというのは中々大変だと思う。 勉強になりますな。

観光&ツーリング鶴見崎

近くには城山と国木田独歩の資料館と佐伯資料館があるので気晴らしにはもってこいだった。
昔の国木田独歩という文豪が愛して今でいう佐伯での生活のエッセイが注目されて土地と自身の名前が売れたという。

ただし国木田独歩自体は8か月の教員の補填として滞在していただけ、それを佐伯市として町おこしに使っている感じがなんだか不思議。
近くにある佐伯資料館の方の武将の話の方が面白かった。

話題性をどこに持つかなんだろうけど。これは小豆島の時と一緒かなあ、、

佐伯城があった城山へ上る。
やっぱり地形的に山の上に城を作るとはいえ結構険しい。
独歩も毎日ここにきて体を鍛えてアクティビティを楽しんだと書いてたけど確かに急で整備されていない当時の方が面白みとしてはあったのかもしれない。

佐伯 城山

城山からの風景

それでも城跡からの風景はキレイで今この旅でどれだけの城跡を上ったのだろうか。
当時の人はどんな風景を見ていたんだろうか、と思いを馳せてみたりするのも楽しい

地元の人はお弁当食べにここまで登ってくるらしいけどすごいな地元民。

何の気なしに歩いてると「イチローロード」と書いてある標識を見つける。
野球の?あの?ここら辺関係あったっけ?

と思ってたらのひと。↓

鈴木一朗

お笑い漫画道場で土管の絵で有名な人。久しぶりに見た。
自分もおぼろげだけど、たしか笑点のようなお題があってそれの答えを絵で描くんだっけな。
今の芸人さんがフリップでやるやつの漫画家版。

このタッチはレトロ。
しかしこのタッチは流石にまねできないな、すごい人だったんだなあ

あまり天気は良くなかったけどこういう風景も見れたし、なかなか楽しめた。

番匠川の遊歩道から

鶴見崎ツーリング

スマホ版のツーリングまっぷるを手に入れたので近くを検索。
どうやら九州最東端と言われるところが近いらしい。
その間にぽつぽつ軍の施設跡があるとか、散歩がてらに行ってみることに。

旦過砲台でさらっと見ようとして入ると係のおじさんがやってきて30分くらい世間話。200円を払おうとすると財布に1万170円しかなく1万円は替えがないという事で「おっちゃん立て替えておいてあげるから30円」と
170円を支払う。すみません俺もオジサンなのに、、

色々自分のこの旅の話やおじちゃんの息子たちが東京から帰ってきた話などをして砲台歴史を聞く。秘密裏に戦艦で使われていた大砲を砲台に乗せ換え試運転の時に爆発。携わっていた兵隊さんは秘密という事で殉職という事にもならず
功績も消されて悲劇の砲台という事になったらしい。

そのあと鶴御崎灯台へ。やっぱりこういう突端の風景は気持ちいい。
何があるわけでもないんだけど、ここからどうやら証明書を発行しているみたいだけど店は誰も人がいなく閉まっていて近くで剪定をしているおじいちゃんに聞くと駅で発行しているとの事。
その時に気になっていた山側の上に橋みたいなものがあるんですがあれなんですか?と聞くと展望ブリッジとの事。登山10分くらい。
ときいたのでまあそれなら、、と思ったらこれ↓

展望ブリッジまでの道

しんぬ!
でも景色も良く自分しかいなかったので贅沢な風景でした。

そこから同じ道を通って駅までいって証明書を発行してもらうことに。
なんかただのポストカード、、まあいいか。これも旅の思い出。

佐伯での生活

忙しい舞台監督さんとはホントに夜だけあったり軽く飲みに行ったりして楽しく過ごし、平日は隣にあるアーケードで気晴らし散歩をしたりしていた。
ある程度家守さんが自由を利かせてくれていたので仕事もはかどり
色んな人にも会えて唐津から比べると極端な感じで楽しかった。
バイクのネジもついに手に入れ一安心。なくてもそんなに困らないんだけど見た目的な問題ですな。
晴れたり雨降ったりの気候の差が激しい時での滞在で疲れた体に雨音が響く。すごく心地よく結構ベッドの中に居たかもしれない。
自分の中でも限界あとちょっとだなと感じる位ではあったかな

シャッター街になりかけているアーケードでタバコを吸っていると猫が寄ってきて挨拶がてらすり寄ってきてジーンズが毛だらけになったり
ゴマみそうどんという佐伯のB級グルメの店主が食べてる時にめちゃくちゃ話しかけてきて面白かった。
因みにB級グルメと言えば佐伯ラーメンというものがあって麺の感じは佐賀に似てるがもちもちとしていて若干煮過ぎ的な食感、ちょっと塩味濃いめの豚骨スープにあってなかなかおいしかった。
スープの味濃いめなのは漁師町だから塩分多め、という事らしい。
監督さんと一緒に居酒屋に行ったときに見つけた「リュウキュウ」という食べ物、いろんな魚の切り身を九州の醤油漬けにして玉ねぎスライスとか小葱とゴマであえたもの
「琉球」なのか「竜宮」なのか定かではないらしい。
家庭料理的な部分でもあるので入ってる内容物も家や店によって違う。 食べ方もそのままつまみか、丼にするからしい。港町ならではの料理だよなー

約束の地 宮崎

約束された土地、という意味ではなく京都の社長と「九州で会いましょう」という約束をちゃんと守ってくれて家族旅行として宮崎へ来てくれたので
自分も自腹で二泊三日ホテルを取る。

佐伯は一週間ではなく途中工事が入るのでその間は利用不可、ちょうどタイミングが一緒だったのでそのまま出発
宮崎への道中、気温は高く革ジャンがもう暑い、、

取りあえず今日チェックイン後夜には社長と合流。

佐伯宮崎ツーリング?

行く道すがらなのでツーリングとはいかないかな?と思ったけどなかなか見どころがありそしてグーグル先生のおかげでアクロバティックな国道(酷道)をとおったり美味しいものを食べたりで
満足の道でした。

ようやく5時間で宮崎に到着。

社長との会食と宮崎

二日間お世話になる部屋

これまた繁華街近くのホテルファイブシーズン宮崎に泊まり、一旦仮眠をとってから夕方まで時間つぶし

繁華街のアーケード

九州はアーケードが多く、今回滞在して思ったのだけどやはり地形での気候の変動が激しいくこういうアーケードメインの形になったんじゃないかと思う。
前回ツーリングできたときもここをうろうろしていたし新鮮味はないが、それでも聞こえる話声やデジタルサイネージで流れる地域のCMなどを見ているのは楽しい。
スナックやキャバクラも多くイメージ的には昔のいかがわしかった時の歌舞伎町。
ネオンがそれを際立たせるのかもしれないが、いまだにネオンって新しい看板でも使うんだな。

商店街の門には酒造名がつく。高松もそうだったな

夜になって社長と合流。
家族は近くでカラオケしているらしい。

せっかくなら地鶏を!という事で適当な店に入る。

地鶏、おいしかったなぁ、、

こうやって全く二人とも関係のない場所でお酒を飲むっていうのは面白い。
このブログを見てくれているので自分の動向はある程度把握していてくれているようで、今までの道すがらのことや
仕事のこととかいろんな話ができた。
やっぱり自分を知っていて楽しい人といるのは疲れがなくなる。

社長は結構食べる方なので今度は刺身の店を探すも1時間ほど回っても見つからず、あきらめていた時にアーケード内で発見

ぶりかま?最後の方に頼んだので大きさでびっくりした。

ゆっくり話をしながら時間も時間なので社長家族も呼んでもらって初対面。多分嫁さんとはまだ19の時にあったことある、と言われたけども二人とも朧げ過ぎてわからず。
娘さん息子さんもいて、娘さんは年頃だというのに静かで純粋な感じだった。自分だったらこのころひどかったのに、、と思うけどやっぱり環境ですよね。家庭円満な幸せを見せてもらえるとこっちも幸せに。
仲の良い人の幸せな家族を見るのは良いね、純粋にうれしい。

今日はお酒を買ってホテルに帰宅。

ついにダウン。

このホテルは朝食付きで一泊4000円 

ホテルの朝食、コロナでビュッフェスタイルはなし。

繁華街近くにしては安い方だと思う。

ご飯を食べてお金をおろしに出かけるともう空が夏空の顔をしていて日照りが激しい

カラッとした青空

あーこれはツーリングだな、と思いカウンターで観光マップをもらう。

部屋に戻ってベッドに寝転がりながら行ったことのない場所に行こうかと思いつつもすでに体が動かず
自分でも感じたことのないぐらいの体の重さで起き上がれなくなる。

まあついに来たか、って感じ

熱も何もなかったはずだけど疲れて夜8時まで寝汗もかきながら延々寝てしまうことに。
バイクも人間もごまかしながらじゃぶっこわれるという事ですね。

流石にそこまで寝ると元気になってきて、まだ寝れるけどいったん外に。
今日は社長が空いてたら相手をしてもらうはずだったけど無くて良かった。多分調子悪い所見せてただろうし。

コンビニで肉巻きおにぎりと炭火焼地鶏とお酒を買って戻る。

今日は風呂ゆっくり浸かってサクッと寝て

明日は熊本の宇城の拠点へ

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